ちょい絶vol.5―時計

先週の金曜はちょい絶でした。
ちょうどyugopさんの展示会で時計が盛り上がっていたり、teracoでは時計がテーマになっていたりしたので僕も時計でチャレンジしてみました。

まず時刻について考えてみました。
時計には文字盤があるのですが、そもそも「時刻」というのは必ずしも数字や数だけでしか知り得ない、というわけでもないなーと。
数字や数から時刻を想起するのではなく、別の要因から時刻を想起できるはずです。
時間は流れです。
数字で知ると正確な時間を知ることができます。これつまり、流れの一点を指し示しています。
それじゃあ、その時間の流れをなんとなく、ゆるく、あいまいに把握できるような時計のデザインもまた一興、というわけで2パターン作ってみました。


初めにいっておくと、あまりうまく時刻(時間)を表現できていない(時間をうまくピクアップできない)です。


fliclockその1(↓21時48分が表示されています)
flicklockその1の3.png

左側の画像群が「時」、右側の画像群が「分」です。
これらの画像群は、その時間―たとえば21時15分―の数字「21」と「15」をタグ検索し、その結果取得されたものたちです。flickrにはたくさんの画像にタグ付けがなされています。タグをつけるということは、その画像を撮った人の気持ちや思い出がその数字に込められているはずです。ひとつの画像だけではなかなか見えてこない数字も、画像をたくさん並べれば、画像に数字が直接映っていなくてもそれらの画像から共通した「数字」的な感じが自然と浮かび上がってくるのではないか。画像群から「数字」を想起し、その結果時刻がわかるというしくみです。つまり、時刻はこの画像群を見て数字を想起した人次第で、まったく変わる可能性もあります。


…というのを狙ってみたものの、直に数字が写っていたり、あんまり絵から数字が見えてこないことが多々あります。うーん!次!



flicklockその2(↓12時くらいが表示されています)
flicklockその2

これらの画像群は、一年前のその時刻(詳しく言うと分は考慮せず時だけ)に撮影された画像を表示しています。
さきほどの時計では、画像群は数字を表現していましたが、今回は時間を直接表現しています。つまり、複数の画像があるからこそ、そこに共通する時間というものが浮かび上がってくるのです。一つの画像だけではわかりませんが、例えばお昼時の時間では、ランチの画像や晴れた空の画像などが集まることで時間が見えてくる……。ある程度の共通感覚を前提とするため、日本で撮影された画像に絞り込んでいます。


…なかなかうまくいかない。



だがそれがいい
ちょい絶は人数がすごく増えててびっくり。アップルップルの山田さんにも感謝です!